「夜明け告げるルーのうた」の感想!ネタバレあり

夜明け告げるルーのうたの感想

「夜明け告げるルーのうた」の感想

SNSで評判が良かったので見てきました。

卓越した音楽の才能を持つ心を閉ざした少年・海(かい)が音楽とダンスが大好きな明るい人魚・ルーと出会い心を開いていく、というストーリーです。

見ていてとても印象に残ったのが、脚本の上手さ。

強欲な人間×自然災害というアニメ映画ではまあありがちなストーリーですが、随所に張り巡らされた伏線や、最初の設定があとの展開にしっかり活きてくる構成には話が進むにつれぐんぐん引き込まれていきました。

そして音楽の使い方。

特に、主題歌である斉藤和義の「歌うたいのバラッド」を、場面に応じて様々なアレンジで聴かせる手法は斬新でした。

他にも、YUIの楽曲の歌詞がそのシーンにしっかりリンクして、BGMとして成立していたのも良かったです。

音楽がキーになる映画なだけに、既存の楽曲が効果的に使われていたところもまた上手いな、と思いました。

人魚のルーのキャラクターも魅力的でした。

ちょっと「崖の上のポニョ」のポニョに似てるかな?と思うところもありましたが、無邪気な愛くるしさがとても良かったです。

全体的にはとても良かったのですが、難を挙げるとするなら作画です。

カラフルで、ときにスピード感のある見せ方が特徴的でしたが、個人的にディズニー作品や「君の名は。」といった凝った絵柄の作品を見慣れてしまったせいか、何だか作りが粗いように感じてしまいました。

ストーリーがとても面白かっただけに、せめて絵がもうちょっと綺麗だったら…と思わずにはいられませんでしたね。

そしてこれも完全に好みによるものなのですが、ルーがダンスを始めるとその場にいた人たちも足が勝手に動き出す、という演出もちょっと好きになれませんでした。

と、これだけ書いてきましたが、ストーリーの面白さと音楽の良さでとても見応えがあって、楽しめました。

途中見ていて「海達人間もルーに噛まれて人魚になったら面白いのにな」なんて考えたりもしましたが、結末はとても意外性のあるものでしたね。

特に人気があるわけではないようですが、日本アニメの隠れた名作だと思います。

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